野津 泰彦さん

 

プロフィール

1980年生まれ出雲出身 平成17年3月に入社。

介護老人保健施設「もくもく」の理学療法士として勤務。

 


 

利用者さんを元気づけたい

 

当時の仕事にやりがいを見出せなくなっていたことや、私自身が長男であるが故に親元に戻らばければと考えていたとき、島根にリハビリの専門学校が新たにできることを耳にしたことで決断。

出身地である出雲市に戻り、その学校の1期生として入学。往復約80kmの道のりを約3年間自家用車で通いました。

卒業し理学療法士の国家試験に合格し、平成17年に当施設に就職しました。

 

リハビリというと、一般的には機能訓練や機能回復というイメージが強いですが、それは狭義であり、広義では生活そのものです。

また、本来の意味は“人間らしく生きる権利の回復”であり、“その人らしい以前の生活に近づける為には何をすべきか”を考えることが必要です。

その為にも、これまでの生活歴や趣味・嗜好などを知ること、つまり一人1人の利用者様のことを知ることがまず重要となります。

 

 

野津 泰彦さん

例えば、相撲がお好きな方に対しては力士の名前を覚えたり成績や番付をチェックしたりしますし、農業その他色々な職歴の方に対しても幾らかの知識を得てお話をするようにしています。

できればお若いころの暮らしや文化にも話を広げ、コミュニケーションをとるようにしています。

それらによって会話が弾み何かしらの共感を得ることができれば、心を開くきっかけになるとともに信頼関係の構築にもつながり、それがリハビリの第1歩ともなります。

逆にそれを怠ると、その人らしさを出せないうわべだけのリハビリにもなりかねません。

 

ただ、リハビリをして、すべての方に目に見えた改善ができるとは言えません。

しかしながら焦らず寄り添い、その人らしさを見失わずに満足感や生活に対する意欲が向上できるようなかかわりを目指したいと考えています。

その為、機能訓練というものは私たちの関りの一部にしか過ぎません。

ただの世間話ですら、リハビリにつながることもあります。

 

今後の目標は、理学療法士としての知識を深め、専門性を高めることです。

理学療法士には専門領域がいくつもあり、脳卒中や神経筋障害であったりスポーツであったり介護予防の分野であったり等々、様々な専門分野で活躍できます。

その為には更なる経験と努力や勉強が必要ですが、今後も人として理学療法士として自分自身が成長していきたいと考えています。

それが1人でも多くの利用者様の“その人らしいより良い生活”に繋がれば、私にとってこの上ない幸せです。

 

野津 泰彦さん